曇り空に飛ぶカラスは心配性

「悲哀」のこと嫌いかな?好きかな?いろいろあるかもわかんないけど、それほど悪くはないよね、「息子」。そんな気がしない?
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前のめりで大声を出す姉ちゃんと横殴りの雪

少年は真夜中の3時に眠りから覚めてしまった。
夏休みに入って一週間程度過ぎた頃のことだった。
暑くて寝苦しくて寝が浅かったのだろうか。
扇風機は生暖かい風を送るばかりで、ちっとも涼しくない。

寝れないし、お腹も減ったので、少年は大好物のカレーを作り始めた。
冷蔵庫を開いて食材を確認し、野菜と肉を切って、料理し始めた。
空が明るくなってきた頃、少年の家からは、美味しそうなカレーの香りが漂ってきた。

控え目に自転車をこぐ兄弟と月夜
私は肉類があまり好きではないおかずはどうしても魚が中心になってくる。
そうなると、例年の、土用の丑の日の鰻は、大したイベントだ。
江戸のあたりでうなぎを開くときには、背開きという風習がある。
どうしてかと言うと、昔々武士の文化だったので、腹開きといえば切腹につながってしまい、良くないため。
対して、大阪を中心にする場所で開かれるウナギには、腹開きである場合が風習。
というのも、関西地方は商業色の強い町なので、腹を割って話しましょうと言う意味に由来するから。
逆説で、自腹を切るの言い方にも通じるので、シチュエーションによってはタブーの時も。
というのも、関西地方は商業色の強い町なので、腹を割って話しましょうと言う意味に由来するから。
逆説で、自腹を切るの言い方にも通じるので、シチュエーションによってはタブーの時も。
こちらの豆知識は、バス会社で働いていた時に、紹介として、お客様にしゃべっていた豆知識です。
東京駅より出発して、静岡の沼津のウナギを食べに向かおうというコース。

熱中して跳ねるあの子と壊れた自動販売機

ある日、石垣島へ働きに行った。
もちろん非常に暑い!
ぴたっとしたカットソーの上に、スーツの上。
汗をかいてサウナ状態になりすぎて、上のジャケットはボロボロに。
泊まり先にについて、仕方なくBODY SHOPの洗顔で洗濯した。
次の日そのジャケットはオレンジの香りがした。
スーツが痛むのではないかと気になったけれど、何があっても洗いたいと心に決めていた。

雲の無い平日の晩に友人と
2ヶ月前までまるっきり存在を知らなかったが、水について大丈夫なオムツなるものが売っていた。
都会では、プール用オムツを着けて入れる所と入れない所があるらしい。
確かに、他人からしたら、はみでないオムツでもうんちなど入っているオムツで水に入られたら、それはそれはいやだろう。
けれども、子供の親だったら、入れてあげたいと思うし。
だが、逆の立場だとしたらなんか不快だ。

息絶え絶えで泳ぐ君と枯れた森

仕事の関係で鹿児島に暮らしてみて、墓前にいつも毎日、菊をしている人が山ほどいることにあっと驚いた。
老年期の奥さんは、いつも、墓所に弔花をなさっていないと、周辺の人の目が懸念だそうだ。
毎日、草花をしているから、月々の切り花代も非常にばかにならないらしい。
いつも、隣近所の高齢の女の人は霊前に集まってお花をあげながら、おしゃべりもしていて、お墓の暗い空気はなく、さながら、人が集う広場のようにはなやかな空気だ。

汗をたらして自転車をこぐあなたとオレ
最近は、釣りに行ってない。
勤めでめちゃめちゃあわただしく行けないというのもあるが、しかし、とても日差しが強いので、出かけづらいのもある。
加えて、会社終わりによく行く場所を見て、釣り人に聞いても魚をあげている様子が全然ないから、どうしても行きたいとは寂しいが思えない。
たいそう豊富にあがっていたらすぐにでも行きたくなるだろうな。

余裕でお喋りする母さんと冷たい雨

娘の3歳の誕生日がもうすぐで、誕生日プレゼントをどんなものにしようかを迷っている。
妻と話して、体を使って遊ぶアスレチック系か頭を使うものか洋服や靴などにするかを決定しようとしている。
考えるがなかなか決められないので、ものを見に行って選ぶことにしたけど、これだというものがない。
しかし、子供に遊ばせてみたら、簡単に決まった。
ジャングルジムに夢中だったので、これに決めた。
ただ、今のアパートが小さいので、場所をとらない折りたたみ可能なものに話して決めた。
値段もわりとリーズナブルだったので、助かった。

涼しい日曜の朝はお酒を
「今晩はカレーよ。」
少年は母親が言った今のセリフを耳にした途端、無意識に「ヤッター!」と叫んだ。
少年は小学校から帰宅して、リビングでダラダラとテレビを見ているところだった。
今日は格別に西日が暑い。
網戸の窓では風鈴が風に吹かれて鳴っていた。
テレビでは、昔のなつかしアニメを再放送していた。
今日のアニメは「一休さん」だった。
一休さんみたいに頭が良い坊主が今いたら、学校のテストなんて簡単なんだろうな、と少年は感心していた。
だけど、台所からカレーの香りが居間まで漂ってきた時、少年は一休さんのことなんて頭から飛んでいってしまった。

天気の良い水曜の朝は散歩を

本を読むのは好きだけど、全ての本に関して好きなわけではない。
江國香織の小説に凄く魅力を感じる
もう何年も同じ小説を読んでいる状態だ。
登場人物の梨果は、8年同棲した恋人の健吾と別れてしまうが、そのきっかけの華子と同居するようになるという少々変わった物語だ。
ラストは衝撃で、大胆な形だととれるが、それを知ったうえで振り返ると「確かに、そうなるかもしれないな」というのを匂わせている。
そして、とにかく江國香織はワード選びや登場させるミュージシャンや、物などがお洒落。
ミリンダが出てくるとミリンダが飲みたくなるように書かれているし、べリンダ・カーライルや古内東子といった音楽がでてくると私もCDをかけてしまう。
ワードチョイスの仕方が得意なのだろう。
また、「悲しい美しさだと思った」というセンテンスがどこから生まれてくるのだろう。
文章に引き込まれ、夜遅くに何度も同じ江國香織の本を読んでしまう。
お気に入りの作家さんの小説との夜の時間が夜更かしの発端なんだと思う。

蒸し暑い仏滅の早朝は歩いてみる
太宰治の、「斜陽」は、休みなく読みたくなると思う。
戦時中は旧華族の御嬢さんだったかず子が、誰にも負けない女性に豹変していく。
だんだん立派だと感じた自分。
かず子のように、誰にも恐れない気の強さと、固い我が戦後は必須であったのかもしれない。
しかし、不倫相手の小説家の奥さんからすると迷惑極まりないと思う。

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